TECHNOLOGY バネの製作・設備
効率的な生産環境で
短納期・低コストを実現します。
1階のワンフロア内に生産設備を集約し、効率的なものづくりを
実現しています。2階では、お客様のご注文に応じた納期管理、
生産指示、出荷作業を行っています。
材料
一般的にバネの材質に使用するのは、ピアノ線、硬鋼線、ステンレスです。この3種類は、らせん状のコイルバネ製作用の材料として一般的に多く使われます。材料としての強度は引張り強さで表され、高い順にピアノ線ー硬鋼線ーステンレス線となります。引張り強さが高いほど、バネとして大きな荷重を掛けることができますが、ピアノ線・硬鋼線は使用環境によりメッキ等の防錆が必要になります。
成形加工
お客様の図面指示通りの形状・荷重になるよう、加工機の調整を行います。
現在では、ほとんどがコンピュータ制御による自動機になっています。
熱処理
冷間成形を行うバネの熱処理として、「テンバー処理」を行っています。バネの加工をすると、加工内部に残留応力が生じ、そのままではバネの寸法変化や弾性疲れ強さを損なうため、テンバー処理により残留応力を取り除きます。
検査
お客様の図面公差またはJISで規定されている公差内であるかを検査します。
荷重値は荷重計で、形状は画像測定器で判定を行います。
EQUIPMENT設備一覧
自動バネ座研磨機 3台
圧縮バネが安定して動作するように、座巻部を研磨します。
ねじりバネ加工機 9台
ねじりバネ専用のトーションマシンです。
施盤式コイリングマシン 3台
自社製の芯金式コイラーです。
〈Φ1.5〜Φ7.0に対応〉
ワインコルクスクリュウ加工機 3台
ワインのコルク抜きを巻く専用機です。
連続熱処理炉 6基
加工機に直結させて、成形からテンパー処理まで同時に行い、絡みによる変形を防止します。最高温度500℃
画像測定器 1台
測定員による誤差がなく、良否判定が自動でできます。
荷重試験機 3台
圧縮引張バネ用2台(最大荷重1000N)、ねじりバネ用試験機1台(最大荷重100N)
振動式バレル研磨機 2台
バッチ炉 1基
一定の温度を長時間保持します。
最高温度500℃
プレス 8台
卓上エアプレス4台、パワープレス1台、フットプレス3台